鍵は取り付ける位置によって必要な防犯性が変わります。防犯性が高いとそれだけ複雑で頑丈に作られる為、値段に反映されていきます。部屋の鍵であれば防犯性よりも安さや使いやすさ、あとはデザインなどで選ぶと良いですが、玄関は家の入口にあたるのでどちらかというと防犯性を重視します。そこで防犯性とは主にどんな性能があるかをご紹介いたします。
まずは鍵の理論鍵違い数というものですが、鍵穴の中にはピンが縦横などに配列されており高さがそれぞれ異なっています。この高さが鍵山となりより複雑であるほど、理論鍵違い数が増えます。理論鍵違い数が膨大であるほど、同じ鍵が2つとして無いことになり、また複製も困難となります。ディンプルキーであると一般的なディスクシリンダーとは異なる鍵山をしており、楕円形のくぼみが鍵山です。より複製が困難でピッキングにも強くなります。ピッキングは鍵穴をこうして複雑化することで難しくなりますので、ピッキング耐性も重要なポイントです。また鍵穴を破壊しようとする行為に対して、堅牢な部品とドリル攻撃を防止する鍵穴内部の部品も重要です。耐鍵穴壊し耐性も重要な防犯性能です。
これらの他には、内側のサムターンが脱着できるもの・固定できるものであるとサムターン回し対策となります。また不正に合鍵を作成されないように、鍵の登録システムがあるものですと、なお防犯性能が高くなるでしょう。